MUKU-DATA  榧(かや) イチイ科カヤ属の常緑針葉樹 SOLD OUT

倉庫の奥に眠らせていた榧の板を出しました。
碁盤や将棋盤で使われる樹種ですが、
建築資材としては新潟ではあまり馴染みのない材かと思います。
一位科なのですね、材を触ると目詰り、重さ、油分など
なんとなく同種であることも頷けます。

使い込んだ碁盤や将棋盤は良い飴色に変化しているものを目にします。
榧はこのように初めはレモン色、一位はオレンジ色です。
経年変化での焼けは、一位の方が色合いは濃く深いです。

触っていると目も詰まっていて、油分もあり、
榧の独特な香りもします。
その香りも相まって、いい木だなぁ・・と、高貴な印象を受けます。
一位が和室に重宝されるように、
榧も和の空間にはいいのかもしれません。

うっかり樹皮を剥がさずにいたら、辺材部分に虫が入って何か所か虫穴が開いてしまいました。
あの香りから虫には強そうな印象ですが、
辺材付近と樹皮の間は、
材種を問わず、虫は入るということなのでしょう。。

上記写真は2016 2月の入荷でしたのでもうしばらく乾かそうと思います。

2016 02入荷   2018 3/18  4枚 SOLD OUT
奥から
1800 670-670-700 90mm  芯持ち
1800 650-630-690 60mm 芯去り
1800 600-610-640 50mm   〃
1800 540-560-570 48mm   〃


こちらは痛みが激しいですが・・
2014 2月入荷の材です。

左:2800 570-640-750 110mm 芯持ち
右:2800 650-750-800 125mm  〃

いづれも片側木口に芯があり、もう一方はないので、
製材時に欠点を除けて製材したのでしょうか・・

榧について詳しく書かれているサイトがありましたのでリンクを貼らせていただきます。
➡ 榧工房 かやの森 様

佐渡にも榧の自生地があるのですね、上記の榧材は佐渡産ではありません。
➡ 新潟県 佐渡の木材図鑑

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